工場 尺八 銘 横山蘭畝 一尺八寸 印2つ 54.5センチ

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実家にありました、蘭畝の尺八になります。長さ54.5センチ中は漆塗り、楽器の割れはございません。付属品歌口保護尺八保管袋以下サイトより引用戦中戦後を生きた尺八家の横山蘭畝は、相当な苦労人である。横山家は琴古流尺八を家業とする。父、横山篁邨より尺八の手ほどきを受け、17歳から福田蘭童の内弟子として修行していた。戦中戦後の苦労話は、息子の横山勝也著『竹と生きる〜勝也尺八修行帳』にこう書かれている。父のこと〜貧乏尺八家、家族養う〜より二十歳を過ぎても財産といえば吹料の尺八と尺八製作の道具と着流し一着だった〜(中略)昭和九年、世の中はまだ、不況の最中で尺八で一家四人を養うのは楽ではなかった〜(中略)父の良さは仕事に対して勤勉実直そのものであったこと、頑固一徹な職人であった〜(中略)五十歳を過ぎる頃から、私には実に優しく思いやり深い父親であった。〜横山勝也著『竹と生きる〜勝也尺八修行帳』よりこの著の中には、尺八の音色の中にある、『絶対の美』『変わらぬ美』という言葉が出てくる。このような感覚は、父から息子へ、息子から孫へと、横山家が代々尺八家として受け継いだ感覚に他ならない。横山蘭畝の尺八に名管が多いのは、横山家が、明治以降、押し寄せてくる西洋文化への挑戦を続けていた結果である。忘れ去られようとしていた、かつての日本の美の概念『もののあはれ』『幽玄』『わび』『さび』を後世に残すため、尺八家、製管師として仕事を全うしたからだと思います。一生付き合える、真面目に作った尺八。しかも古き良き日本の美の音色がする。未来に受け継がれるべき尺八である。緩衝材巻いて、らくらくメルカリ便にて発送手続きを行います。

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