1987年にデンマークの巨匠、ハンス J. ウェグナーによりデザインされたPP68。メーカーはデンマークの「PP Mobler (PPモブラー)」。1953年創業、家族経営の老舗家具メーカーです。「何世代にも渡る日常使いにも耐え得る、美しさと機能を兼ね揃えた家具を作り出すこと」を理念として掲げ、職人たちは手作業にこだわり、家具は正確に丁寧に作られています。創業者のアイナー・ピーターセンと今までにない「最高なデザイン・最高技術・低コスト」のチェアを作り出そうと始まったのがこの「PP68」。特徴でもあるアームと繋がった背もたれは1本の厚い無垢材から蒸気によって曲木され、削り出して作られています。PP68は生涯で500種類以上のチェアをデザインしたウェグナーが73歳の時、最後にデザインしたチェアでもあることから「The Last Dining Chair」という通称でも呼ばれています。まさに最後にふさわしい集大成となったチェアです。状態 : 昨年譲り受け、日常的に使っていましたので写真の通り、足や9枚目の肘部分などにそれに伴う擦れや小傷などは御座いますが、コンディションは概ね悪くはないと思います。ペーパーコードは見ての通り綺麗な状態です。アールト系の様にそういった使用感も味と感じられる、ビンテージや中古家具へのご理解がある方のみお願い致します。座り心地はウェグナーの集大成だけあって、自分はYチェアなどよりも好きです。好きすぎて2脚持ちでしたが、リモートワーク増大に伴いオフィスチェアを一脚購入するため、ダイニングチェアを一脚整理の為手放します。チーク材のソープ仕上げverです。